2015年度から、軽自動車にもエコカー減税が導入される見通しです。
軽自動車の所有者が毎年支払う軽自動車税について、燃費の優れた自動車に適用されるエコカー減税が2015年度から導入される見通しとなりました。対象は新車のみで、中古車や二輪車は対象外となりそうです。
軽自動車税は、2015年4月以降に軽自動車を新車で購入する場合、自家用乗用車で7,200円から10,800円に、営業用貨物車は3,000円から3,800円にそれぞれ引き上げが決まっており、自動車業界やユーザーから負担軽減を求める声が上がっておりました。今回の軽自動車についてのエコカー減税導入は、それらの声などに配慮する形での決定とみられます。
現行のエコカー減税の概要
【次世代自動車】
自動車重量税 | 自動車取得税 | 自動車税 | 軽自動車税 | |
---|---|---|---|---|
電気自動車 プラグインハイブリッド車など |
免税 | 免税 | 75%減税 | 減税なし |
【ガソリン車・ハイブリッド車】
自動車重量税 | 自動車取得税 | 自動車税 | 軽自動車税 | |
---|---|---|---|---|
15年度燃費基準 +20%達成車 |
免税 | 免税 | 75%減税 | 減税なし |
15年度燃費基準 +10%達成車 |
75%減税 | 80%減税 | 50%減税 | 減税なし |
15年度燃費基準 達成車 |
50%減税 | 60%減税 | 減税なし | 減税なし |
※ガソリン車・ハイブリッド車は排ガス中に含まれる窒素酸化物などの有害物質を一定水準以下に低減していることも条件
現行のエコカー減税は上記の表のとおりです。軽自動車税もこの仕組みを参考にして、さらに厳しい20年度基準に適合した車種を選別する方向で検討されているようです。
来春に期限切れとなる自動車重量税と自動車取得税のエコカー減税は、20年度燃費基準を適用して対象を絞り込むなどして、規模を縮小して延長する方針が決まっております。